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奏でる音はきらきらと…

所沢でフルート教室をしています。日々思い感じたことを中心に。音楽の話はちょびっと。レッスンの話もちょびっと。
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2011-03-03 (Thu) 12:27

望むこと

レッスンをしていて感じることは

いろいろあるのですが。。

【 何か目的を持ってほしい 】

というシンプルで実は厳しいことだったりします。

私がフルートを習い始めたのが高校1年生の秋からだったかな
紹介していただいたのが
当時私の住んでいたところでは第一人者といわれるおじいちゃん先生でした。
ほとんど怒られずに淡々と進んでいくレッスンでした。
当時の私は音楽大学に合格することが目標だったので
受験に必要なことをこなすだけで精一杯でしたね。

おじいちゃん先生は戦後、独学でフルートを学ばれた苦労人で
また大変な読書家でもあり、
いいと思った文章や
フルートの演奏についてうまく書かれた文章や、
音楽のちょっといい話などの書かれた箇所をコピーして
いつも配ってくれました。
それまで他のフルートの先生を知らないので
そんなおじいちゃん先生のやり方は、ある意味当たり前になってしまい
先生から何かを吸収しようとか、これについて教えてください!などという
熱心な姿勢も皆無。
大学に入っても、このおじいちゃん先生のままだったので
ある意味ぬるま湯状態だったなぁ…と反省します。

その後色々な先生に師事するのですが

この年になって思うのは
人の数だけ性格やタイプがあって
求めるものや与えるものが異なるということ。

今思うに、そのおじいちゃん先生からはフルートの理論を学んだのだと思います。
音楽的云々やフルートの楽しさなどではなくて
きちんと正確に吹くこと、楽器へ向かう精神性、
心の清らかなこと

その頃はわからなかったんだなぁ

レッスンをしていて思うのは
「なにを知りたい(学びたいか)?」ってこと。
ほんの3,40分の間でできることは高が知れているのです。
端的にこれとこれをマスターできるようにしたい

そういわれたときといわれないときでは
レッスンの密度もまったく異なります。

「そうはいってもできるかどうかもわからないのに・・」とか
思うかもしれません。
私もそう思っていました。
だけど
やりたいことがあること…それが大事なんです。
やりたかったらどうやってでも努力するでしょう?
できるための練習法などまで食いついて質問するのです
ホントに無理でできそうもなかったら無理だっていわれますから(笑)
ほんの少し時間を思考のために充ててみてください。

低音が鳴るように…
とか
ビブラートかけたい
とか
高音を楽に吹きたい
とか
指が動くようにしたい

漠然とする練習はほとんど時間の無駄…ともいえます。

さぁ、
どんな目標持ちましょうか?
それができるようになったらうれしくってもっと練習したくなる♪
そんな目標を胸にレッスン教室の扉を開けましょう!
Last Modified : 2021-05-27

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