「オーバーホール」
車でいえば車検みたいなもの…かな
車よりももう少しスパンは長いがそれも使用頻度による。
楽器を預け、2か月弱して手元に戻ってきた。
みていただいて
直後に「では実際に吹いてみてください」
コロナ禍のため、技術者さんも吹かないメンテナンス。
久しぶりの一吹き二吹き…♪…
あら
予想はしていたけど思っていたよりももっともっと音が抜けない
うぐぐ
試奏の時間を30分ほどいただき息を吹き込み
ようやく少し鳴るようになってきたかな。。。
そこへ技術者さんが戻ってこられ「どうですか」
「いやぁ…なんか吹きにくいです💦」「ですよね。」
「でもさっきよりは息が入りしっくりしてきました」
「オーバーホール以前の状態がもうかなりタンポが摩耗していて、それなのにそれをカバーしようと
吹いておられたので、あらゆることが想定内でした」
要するに…keyを押さえるところは消耗品なので時間経過とともに、あるいは練習頻度によりすり減ってくるのだ。
それを感じないように指で強く押さえたり、唇を絞めることで音を出そうとしたり、無意識に演奏者は調整をするのでそれが変な癖付けになったり、スムースに吹けない原因となったりするのだ。
そして、オーバーホールをすると指で押さえる部分がまったく新しいクッションに変わるため
音自体が鳴りにくくなったり、吹きにくくなったりする。故にプレイヤーはオーバーホール後の楽器に対しては
新品のフルートと同様にロングトーンをすることで管体に息を吹き込み続けることで、(自分の息を吹き込むことで)
以前の音を取り戻し、さらに飛躍することができる。
あぁ
楽器が鳴らない。
ひとまず初心に戻りロングトーンを繰り返すことでしか
元の音に戻らない。
(つづく)
当面ロングトーンがんばりましょう。。。
Last Modified : 2021-05-29